Q & A
パートナーズプロジェクトでは、法律・税務・社会保険に関して、日常よく出くわす身近な問題を中心にQ&A形式でわかりやすく解説しています。
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2018.03 公的年金受給に必要な資格期間
老後の年金を受け取るために必要な資格期間は10年とされていますが、具体的にどのような期間が10年あればよいのでしょうか?
保険料を納めた期間や加入者であった期間などの合計が10年以上あることが必要です。
必要な資格期間は、具体的には次の期間を合計したものとなります。
① 国民年金の保険料を納付した期間や免除された期間
② サラリーマンであった期間など、厚生年金保険、船員保険及び共済組合等の加入期間
③ 年金制度に加入していなくても資格期間に含めることができる「カラ期間」と呼ばれる合算対象期間
合算対象期間とは、具体的には次の期間などをいいます。
・昭和61年3月以前に、サラリーマンの配偶者(第2号被保険者)であった期間
・平成3年3月以前に、学生であった期間
・海外に居住していた期間
・脱退手当金の支給対象となった期間
ただし、合算対象期間は、年金額の算定には反映されませんので注意が必要です。
参考文献<日本年金機構HP>