後回しになりがちなこと
医者の検診や遺言や相続に関する事など、不思議なもので大切なことほど後回しにしてしまう傾向があるのではないかと思います。
経営において、事業継続計画(BCP)と事業承継が後回しにされてしまう代表例なのかと思います。BCPの必要性が叫ばれてからもう長い年月が経ちますが、中小零細企業はまだこれからとのが現実なのではないでしょうか。
しかし度重なる災害と新型コロナウィルス感染症で、リスクへの危機感が高まってきているようです。事前に準備しておくかどうかで、もしもの時には復旧と再開のスピードに大きな差が出るのではないかと思います。まずは自社にどんなリスクがあるのかを把握して被害を具体的に想定して、事前準備を行い、いざと言う時に備えていただきたいと思います。
そして、中小企業の最大のリスクは経営者の死亡です。高齢になればそのリスクは高まりますので後継者への早めの承継が大切です。ですから事業承継計画はBCPの一形態であると言えます。コロナ禍の社会変革のなかで若く意欲的な経営者への交代が望まれているのです。
中小企業の皆様は一刻も早く対応していただき、一件でも多くの中小企業が継続できることを願っております
プロフィール
藤井 英雄FUJII Hideo
- パートナーズプロジェクト税理士法人 代表社員
- 税理士
- 行政書士
- ファイナンシャルプランナー