“With生成AI時代”を生き抜く!
筆記用具の進化で毛筆が実用技術からアートになったように、ワープロソフトの登場で手書き文書が標準から例外になったように、ChatGPTに代表される生成AIの登場で、「通常は生成AIで文書を作成し、教育・試験等の特殊な場面のみ(やむなく)自分で作成」という時代が、現実のものになりつつある。
生成AIの利用に伴う著作権侵害、個人情報・営業秘密流出、情報セキュリティ等の直接的リスクだけでなく、人がAIに依存して自分で考えなくなる、自分で創造しなくなる等、人の学習行動・知的活動への中長期的悪影響も懸念されている。
ChatGPT等のベースになっている大規模言語モデル(LLM)は、文章で使われている単語の相関関係(一緒に使われる確率、例えば、山と言えば川、1の次は2など)を分析して、新たな文章を生成しているだけであり、単語の意味を理解して、因果関係を論理的に導き出している訳ではない。
生成AIの正体を理解した上でそれを使いこなせるだけの、生成AIの知能(有るとして)を上回る知能が、利用者に求められている。
プロフィール
赤塚 浩一AKATUKA Koichi
- 中小企業診断士
- IPSコンサルティング 代表