「傾聴地蔵」なるコトバも生まれ・・・
傾聴という言葉をよく耳にするようになりました。Googleトレンドによるとこの5年間人気度は上昇傾向。傾聴に対する人々の関心の高まりがうかがえます。部下の成長を目的とする1on1ミーティングにおいてもその大切さが言われています。
傾聴を中核的技能とするカウンセリングに目を転ずると、傾聴にはカタルシス効果があると言われます。カタルシスとは心理的浄化のこと。人は傾聴をされることによって悩みを表出することで、不安や焦り、怒りなどが収まっていきます。皆さんも話を聞いてもらって「すっきりした!」という経験があるのではないでしょうか?さらに自己探求の効果も。カタルシス効果によって抑圧された感情が解放されると、深く考えたり内省することができなかったことや自身のあり方について探求することができるようになります。否定的・肯定的の両側面から自己に気づき、それを受け入れることへとつながっていきます。
相談対応という点でカウンセリングと共通するコンサルティングにおいても傾聴は大切。中小企業診断士として、基本に立ち返って傾聴力を磨くことが必要と思う今日この頃です。産業カウンセラーでもある中小企業診断士の独り言
プロフィール
土田 正憲TSUTIDA Masanori
- 中小企業診断士
- 1級販売士
- 事業承継士
- 事業承継アドバイザー
- コアコンサルティング 代表