最近の日本は締めつけだらけ...?
つい先日、司法書士会の支部研修会に行ってきました。テーマは「知っておくべき職場のハラスメント知識」という興味深い内容でした。講師は市内の社労士の方でした。近年職場で問題となっている行為が、果たして正式にパワハラ、セクハラに該当するのかという基準や見分け方、事例の解説でした。この問題については私が知らない間に裁判例もたくさん出ており、正直のところ人間関係、男女の職場恋愛も相当制限されてしまっていることは否めませんでした。隣の韓国が婚姻率や子供の出生率が現在世界一低く、日本はそれに次ぐ低さであるとのニュースも最近見たばかりです。
これだけ日頃の人間関係に制約があれば、ちょっと声をかけてみたいと思っても、例えば一度ノーを言われたら二回目以降はストーカー扱いにされてしまう..。社会も国も人口減少を経済的理由とか住宅事情とか言う前に、モラルをもった人間関係構築のための教育と環境作り、そのために努力をしている特に若者達への周囲の大人達の理解が必要だと思います。
権利と義務とは対の関係とは言いますが、私見ですが近年の日本は権利よりも重い義務が先ずは存在し、本来我々人間が持つ自由や権利行使は、次の順位に下げさせられているという実感があります。ここが問題だと思いますが、皆さんはどうお考えでしょうか?
プロフィール

大野 豊OHNO Yutaka
- 司法書士