働き方改革
昨今、「長時間労働」「過労死」「うつ病」などの言葉が新聞やTVのニュースで問題視されています。電通の新入社員や新潟市民病院の医師、県庁の管理職員など記憶にあると思います。
我社は過労死なんて無い無い。そんなに残業させていない。などとお考えの経営者様本当に大丈夫でしょうか?企業のリスクとして損害賠償責任、ブラック企業リスト(企業名の公表)入札の指名停止、刑事罰などがあります。労災保険から補償されるだけでなく、労災の認定を受けた後に企業に対して民事訴訟を提起する場合が多く、労働基準監督署の行政判断と裁判所における司法判断では基準が異なり、労災認定後の裁判で企業責任が課せられると言われています。
これ等の企業リスクより、これからの人手不足の解消のために、残業時間の短縮や、働きやすい環境づくりを考えるなど自社の残業の原因の業務は何かなど、手を付け易いところから改革を始めましょう。
プロフィール
稲田 千恵子INADA Chieko
- 社会保険労務士