「一休み一休み」
今回初めて原稿を書かせていただきます。何を書いたものか、いろいろと考えたのですが、多少は気の利いたことを書かねばと思い、昔少しハマった「禅」について書くことにします。
「禅」については、日本だけでも高僧と言われる人が昔から何人もいましたが、皆さんが知っていて、かつ私も大好きな僧に「一休(宗純)」がいます。今回はこの一休さんが残した多くの名言の中から、私が一番影響を受けた言葉を皆さんにお伝えしようと思います。それは
「有漏路(うろじ)より無漏路(むろじ)へ帰る一休み 雨降らば降れ 風吹かば吹け」
大意は、「人間として生まれた(有漏路)といっても、すぐにあの世(無漏路)に行く定めにある我々である。人生というのは、死に向かう途中のたまたま立ち寄った休憩所みたいなもの。その間に、多少雨に降られようが風に吹かれようが、それがどうしたというのだ」というもの。
辛いことや苦しいことがあるたびに心の中でこれを唱え、乗り切ってきました。世界は不安定さを増すばかり。今、ピンチにあって少しでも心の平安を確保したい人は、参考にしてみてください。 え? もっと元気がもらえる言葉はないのか、ですか? そういう人には
「神様は、その人が克服できる困難しかお与えにならない」なんてどうですか。そして想定外のピンチに遭遇したときにはこう叫ぶのです。「神様、また私を試しているのですね?」と。
プロフィール
松田 敏之MATSUDA Toshiyuki
- 公認会計士
- 税理士