「賢者は歴史に学び愚者は経験から学ぶ」という格言をご存知でしょうか。

賢い人は歴史をひも解き、先人にならい、どうしたら失敗してしまうのかを事前に勉強してから取り組みます。

あまり考えない人はとりあえずやっちゃいます。だから失敗してしまうのだとか。

しかしながら、経営という現場においてはどちらがいいかというのは一概には言えません。

なぜなら「失敗をしたことがある」という経験は、かけがえのない武器だと私は考えています。

それは本を読んだだけで得られるものではありません。税理士をやらせていただいたなかで私が感じた、できる経営者は、失敗を経験している方が多いです。

しかしそれをすぐに愚者だとは思いません。そこから多くを学び成功に近づいていかれているからです。

過去の失敗に目を向けず闇に葬ることこそ愚か者のすることだと考えます。

今までの経験を整理、分析し、最終的な成功の材料とするため、自分のたどった軌跡をしっかり見る、そんな見者こそ経験という武器を兼ね備えた本当の賢者なのではないでしょうか。

どこか行き詰まりを感じている方、自らの軌跡、過去の経験を今一度整理見直してください。そうすれば次こそイけんじゃない?!

プロフィール

鈴木 大滋SUZUKI Daiji

• 税理士