やせ我慢の時代
令和6年、総選挙で与党が過半数割れとなり、米国も元トランプ大統領が当選する等、全く想定外の連続であった。今現在、1年と言わず半年先の総理大臣が誰か、誰も予想できないのではないか。
しかし、確実な事がある。令和7年、800万人と言われる団塊の世代の方々が、後期高齢者となる。その結果、人口の5分の1、約2200万人が75歳以上となる。超高齢者社会である。確実な未来は、少子高齢化の進展、増税である。解決策は、社会全体で負担の増大を覚悟し対処する事である。夢の無い話ではある。が、他に方法は無い。社会が分断されるよりも、余程、良い。
思うに、こんな時代を生き抜く精神は「やせ我慢」である。本当は苦しいのに、平気な顔をして耐えるのである。苦しい現状を苦しいと認識しつつも、平気な顔をするのである。
ところが、世の趨勢と自分の未来は、必ずしも一致しない。厳しい状況下、自らを鼓舞し平気な顔をして耐える。耐えて、何とか知恵を絞り出し対処する。プランAがダメなら、プランB、それもダメならプランC・・・・。すると、経験上、コツンと底を打つ日が、必ず、来る。その後は、上り調子となる。不思議ではあるが。
最後に、話は急変しますが、「ここだけの儲け話」は、ありません。SNS上も、対面上でもそうです。大切なお金を騙されて失わない様にご注意ください。
プロフィール
高野 毅TAKANO Takeshi
- 弁護士