令和６年５月から税務署から納付書の送付が原則取り止めとなりました。この機会にキャッシュレス納付を検討する方も多いと思いますが、制度ごとに手順やメリット・デメリットが異なりますので、簡単にご紹介します。

①ダイレクト納付

簡単な手続きで、事前に届け出た口座から納税額が引き落としとなります。手数料はかかりませんが、口座の登録に１カ月程度かかります。毎月の源泉所得税の納付など、頻繁に納税手続きを行う方にお勧めです。

②インターネットバンキング（以下「IB」と記載）による納付

IBの利用契約が必要となります。納税手数料はかかりませんが、金融機関によってはIBの利用手数料がかかります。普段からIBを利用している方にお勧めです。

③クレジットカード納付

クレジットカードをお持ちであれば、事前の手続きなしに利用できます。ただし、納税額に応じた手数料がかかります。普段からクレジットカードを多く利用している方にお勧めです。

④その他

キャッシュレス納付としてはスマホアプリ（○○payなど）で納付する方法もあります。また現金で納付する場合でも３０万円以下であればコンビニで納付することも可能です。

いずれの方法も金融機関の窓口に出向く必要はなくなりますので、自社の状況に適した納税方法をご検討ください。

プロフィール

目黒　大樹MEGURO Haruki

• 税理士