ピンチはチャンス
少子高齢化、物価高、IT化と中小企業には業態変化か廃業かの二択を迫られるような厳しい時代になっています。また、大企業も有名家電ブランドが次々消滅し、自動車産業も劣勢と、海外との競争に押されてきています。私は就職氷河期世代のため、日本の製品力は世界一という空気で育ってきており、日本の現状を悲しく思います。
とはいえ、気持ちを切替えて業態を変革するというのは、なかなかしんどい作業です。私も現時点では、具体的に弁護士業務のやり方を変えていません。アナログの手法(経験、メモ、紙の書籍、事務員との口頭での連携)で、十分うまくいっていますし、自分で言うのもなんですが、多数業務を効率よく処理することは得意と考えているからです。
しかし、最近のAIの進化は凄まじく、これをうまく活用しないと、法的問題のリサーチ、単純事務処理、スケジュール管理等の効率面で圧倒的な差がついてくる予感がしています。
自分のスペックは限界に近い(弁護士業務、育児、公益活動等)と感じており、ここにAI導入による業務改革は正直しんどいです。しかし、ここで放置すると将来もっと追い込まれることを想像して、危機感をもって向き合わなくてはいけないと思っています。言うは易く行うは難し。アナログ派のみなさん、一緒に頑張りましょう。
プロフィール

砂山 雅人SUNAYAMA Masato
- 弁護士