不正と向き合う
最近、いや、昔からでしょうか。ニュース等で企業不正を見ることが多くなり、企業に致命的なダメージを与えるケースも見受けられます。
そして、この仕事に就いていると内部調査や税務調査等で従業員さんの不正発覚に出会うこともあります。
A社長は言いました。「彼がこんなことをするとは思わなかった。」
B社長は言いました。「彼がこんなことをしたのは、不正ができない内部体制を作らなかった自分の責任だ。」
人が違えば捉え方も違うのは当然ですが、B社長の会社の方が不正発生は少ない印象を持っています。
人生は色々な事が起こるので、お金の管理を任せていた従業員さんが急にお金を必要とするケースもあるでしょう。そんな時、不正が起きない組織を作ることも経営者の皆様の義務かもしれません。
不正を予防するのは「従業員のため」という理念を持って、そして何より信じていた従業員に裏切られるという悲しい経験をしないためにも、今の管理体制をご確認いただければ幸いです。
プロフィール
野澤 和也NOZAWA Kazuya
- 税理士