利益の素
日本社会は二極化が進んでいる。大手企業はグローバル化を進め、M&Aを進め、IoT、AI、ビックデーターなどと邁進する。では中小企業はどうすればよいのだろうか。カネは無い、ヒトはいない、モノは無いのないないづくしとなげく。なげいても始まらない。悩んだら自分の足元を見ることだ。地元生まれの経営者、地元育ちの社員、そして地元のお客様。商売は人と人とのつながりだ。顔の見える、気持ちの通じる商売が基本だ。だから、自分たちの地域を見直し、地域こそ宝だと見つめ直すことから始めてみよう。わからなければ、他の地域に行ってみる。他の地域の人に聞いてみる。そして自分の地域を歩いてみる。モノだけを見ていてはダメだ、目に見えない「モノがたり」が大切だ。思い、ストーリー、物語がポイントだ。思いを語り合おう、物語を聞こう、そこに宝が眠っている。自分たちの地域は宝だとわかれば、そこに商売の仕方がみえてくる。そうすれば元気が出てくる。夢が膨らんでくる。これが中小企業の「利益の素」なのだ。
プロフィール
髙野 裕TAKANO Hiroki
- 中小企業診断士
- 税理士
- 行政書士
- ITコーディネーター
- ファイナンシャルプランナー
- 株式会社パートナーズプロジェクト 代表取締役社長