終活が言われて相当経っていると思われますが、最近、よく相談で天涯孤独ですが私が亡くなったら遺産を含めてどうなるのでしょうかとの、相談を受けることが度々あります。

現在の民法の規定では、遺言書がなければ全ての遺産は国庫に帰属することになっています。

では、遺言書を作成しましょうとなりますが、正しい遺言書を作成しないと「紀州のドンファン」として知られた方の遺言書のように争いのもとになります。

遺言書は、大きく分けて自筆証書遺言書と公正証書遺言書の二通りあります。確実に実行され争いがない遺言書としては公正証書遺言書がお勧めです。

でも、遺言書の前に考えておくことがまだ、多くあります。それは、遺品の整理をどうするのかという点です。自分の死後の葬儀、遺骨の処理、先祖伝来の墓の処理等を考えていただき、その中で遺言書の作成が出てくると考えていただきたいです。

今の世の中、遺品整理を生前に引き受けてくれる業者がいるので、事前に相談し生前に契約して処理を依頼しておくことをお勧めします。その中で行政書士等を含めて、遺言書を作成して、相続に備えてください。

プロフィール

小野塚　康之ONOZUKA　Yasuyuki

• 税理士