７月３１日の早朝、２０１９年度の最低賃金の目安額が決まったとの報道が行われました。
相当慎重に議論されたようで、後で報道を見ると、議論に要した時間は１４時間４０分で、３１日の午前５時前に終わったそうです。

内容としては、全国平均は２７円アップの９０１円となる見込みで、最低賃金が時間あたりで示されるようになって以来、一番の上昇額だそうです。
私が入社した当時の最低賃金には日額もあり、当時の新潟県の最低賃金は、日額４，９１５円、時間額６１６円でした。

なお、新潟県は、１０月から２６円アップの８２９円となる見込みです。
東京と神奈川では１時間当たり１，０００円を超え、私の故郷の徳島は７９２円になる見込みです。
このように、地域格差がまだまだあるので、今後数年は上昇を続けるものと思われます。

そして、このまま８２９円で決定すると、週４０時間を目安に労働時間を決めている場合、月額で１４４，０００円強が目安となります。
この金額は、基本給だけでクリアーする必要はなく、諸手当も含みますが、通勤手当など対象とならない手当もあるので、今一度ご確認してみてはいかがでしょうか。

プロフィール

大谷 実OOTANI Makoto

• 特定社会保険労務士