現代の言葉使いの難しさを考える。
数年前から気になっていたことです。最近若い人達だけによらず、「ナニナニかな?」とか、「コレコレなんじゃないかな?」と言う語尾表現が大変に増えました。ふんわり感を出すためかも知れませんが、良い話を聞いて最後に「かな?」が付くと私は正直がっかりします。断定的にものを言えないのは、そのようにさせた現代社会の風潮から来るものだと私には思えてなりません。つまり、断定することは情報意見が多様化する現代社会の中で、万が一違っていたならば、失言として責任を追及されかねないことからの無意識の回避という側面があるためだと考えます。政治家の方々が時に言葉を選び,詰りながらも当たり障りのない発言を模索しているのが良い例です。
自分としましては、クライアントに安心感を与えるためにも、「かな?」的な言い方は極力避けて、「かな?」を使う時は究極の選択にたどり着いた時に初めて使える位の考え方を持つように(無意識に)意識しています。皆様の企業ではこの問題、どう思われますか?
プロフィール
大野 豊OHNO Yutaka
- 司法書士